スプラッター
www.netflix.com 臆病な少年コールは、12歳にもなって両親が不在の時はベビーシッターに守られながら暮らしている。だがある日、「ベビーシッターは子供を寝かせてから家に彼氏を連れ込むものよ」と友人に聞かされ、寝ずに見張ろうと思い付く。 ゴージャスな…
亡き母が若い頃に出演したカルト映画の世界に入り込んでしまった娘と友人たち。80年代スラッシャーフィルムのお約束を逆手にとって、殺人鬼を退治して脱出しようと試みるコメディ。 娘がファイナル・ガールになるには、母はどこかで娘の人生から退場しなけれ…
www.netflix.com 順番に観ずにいきなりシリーズ第九作から。リメイクではなく『悪魔のいけにえ』の50年後の設定。 高校で銃乱射事件に遭遇し、生存者として後ろめたさを抱えたライラは姉のメロディに連れられ、友人たちとテキサスのハーロウで新しいビジネス…
www.netflix.com この世ならぬ者が見えるアリアとアベルの姉妹。二人に何かを伝えようとしているらしい女の霊との交信を試みたところ、妹アベルは非業の死を遂げる。 姉のアリアは家を売りに出し、孤児院に住み込みで働くことにする。しかしその孤児院は、妹…
シリーズの順番を完全に無視して観ている。親の因果が子に報いて悪夢を見せる物語だが、親は「自分の気を引きたいから騒いでいるだけ」と見放し、医師には「自分の弱さが悪夢を見せる」と責められるという地獄。 最後に一度だけ父を信頼しようとしたところで…
台湾のゴア・フィルム。感染者を残虐行為に走らせるウイルスがある日爆発的な流行を始めた台北。残虐描写の程度というより、地下鉄内の無差別殺人という設定は台湾の観客に現実の事件を想起させるのではないかと、エンドロールに台北市政府や文化局がクレジ…
1981年のインドネシアが舞台。売れっ子歌手だった母は三年も病に伏せったまま、何かに脅えているようで家族との意思疎通もままならない。治療のために父は家を抵当に入れて借金するが、そのかいもなく母は世を去ってしまう。悲しみよりどこかほっとした気配…
フィアー・ストリート Part 1: 1994 | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト 『フィアー・ストリート Part 1: 1994』『フィアー・ストリート Part 2:1978』『フィアー・ストリート Part 3:1666』の三部作を一気見。輝ける富豪の街サニーヴェイルと、隣の…
オリジナルを観ずに今頃いきなりシリーズ第一作のリメイクから。「悪夢」というのはものの喩えかと思っていたら、本当に夢の中に登場する殺人鬼の話だった。 幼児期のトラウマ記憶が夢の中で呼び覚まされているらしい、というのはかなり早い段階で分かる。夢…
呪われた死霊館 | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト フローレンス・ピュー主演の英国ホラー。舞台となる屋敷の庭に咲いたシャクナゲが見事。邦題がややこしいがジェームズ・ワンの死霊館シリーズとは無関係。 5年前に母を失った傷が癒えない兄妹。兄は…
李碧華原作のオムニバスホラー第二弾。 陳嘉上監督の第一話「枕妖」は女の夢の中に現れる淫魔。やつれてゆくファラ・チャンが色っぽいけれど、香港で外からの視線を気にせず昼間からリビングでセックスできるオーシャンビューのマンションの値段は一体…… 劉…
李碧華原作のオムニバスホラー。 サイモン・ヤム監督・主演の第一話は、納骨堂から骨壺を盗み出して遺族をゆすろうとするが、当の死者が請け出しに来て、身代金を冥紙で支払う話だった。こういうまさかの用に備えてやはり供養の際に冥紙はたくさん焼いておか…
縄の呪い2 | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト 中華圏のホラーでは不祥のものは雲南か東南アジアに端を発すると相場が決まっているが、これはタイで薬物密売人が崇拝するという邪神の話。縊死者が出るとその縄を焼却する「送肉粽」という儀式を行うそ…
恋人に裏切られて投身自殺した女子大学生の都市伝説がある大学の橋。深夜0時に橋の階段が一段増え、女の霊が姿を現すという。うるう年の2月28日、肝試し動画を配信した直後に5人の大学生が変死する。4年後、その事件を取材しにカメラマンとキャスターが現場…
www.netflix.com インドネシアのホラー映画。両親が事故死し、遺された姉妹は社宅を出て、幼い頃に暮らしたジャカルタ郊外の屋敷に移ることになる。しかし妹はあの家には怖いものがいると言い張り、転居を渋るが…… 妹はずっとヘッドホンをつけているので、聴…
インドネシアのスンデルボロン映画『よみがえったスザンナ』(2018)。 1989年、妊娠中に殺害されたスザンナが怨霊スンデルボロンとなって蘇る。ポンティアナックといいスンデルボロンといい、彼女らを殺した男どもが、許しを請うのではなく村の衆を率いて怨…
昔のキャセイ・クリスのポンティアナック映画のオマージュと思われるシーンが色々。バナナ林とプルメリアの花はポンティアナックにつきものらしく、ボモ(呪術師)が彼女の存在を感知するシーンでプルメリアのカットが挿入される。 ポンティアナックとして蘇…
サウンドがとても良くて、これなら映画館に観に行けばよかったと後悔。メイクイーン選出後の食卓で、皿に盛られた料理や飾り付けの草花がにゅるにゅる動く。マイスリーで誘発される入眠時幻覚とそっくりだ。 それにしても爽快だった。香港の陥落が成就させる…
序盤に主人公の精神疾患の家族歴と、本人も夢遊病であることが語られる。「解離性同一性障害」に加えて晩年には認知症も患っていたと説明される死んだ母の「疾患」とは……という筋。 ショック・シーンは予想したほど怖くないが、「えっここでもう?」と思う段…
アジアフォーカス・福岡国際映画祭にて。自分たちに危害を加える男(あるいはまだ加えていない男も)を次々に殺し、解体することで家族の絆を強めてゆく母と三姉妹を描いたスプラッター・ホラー。 三姉妹の母親(パーリー・チュア)は、夫の暴力に悩まされて…