2021-01-01から1年間の記事一覧

桃子A1J

blow.streetvoice.com 中国語とベトナム語で歌う台湾のラッパー桃子a1Jのインタビュー記事。 台湾人の父とベトナム人の母の間に生まれた彼女は、11歳までベトナム・ホーチミンで現地校に通い、それから台湾に移って中国語を身につけ、中学卒業後はまたベトナ…

亜細亜の骨『食用人間~トリコジカケの中華料理~』

亜細亜の骨による、超空想科学奇譚『食用人間~トリコジカケの中華料理~』2020年8月2日の公演の映像を観賞。 asianrib.wixsite.com 期間限定無料配信中超空想科学奇譚『食用人間』トリコジカケの中華料理2021年7月1日 0:00 ~ 2021年7月6日23:59 (日本時…

ヤンシィー・チュウ(圷香織訳)『夜の獣、夢の少年』

ヤンシィー・チュウ(Yangsze Choo/朱洋熹)《The Night Tiger》(2019)。 英領マラヤはイポーとその近郊を舞台にしたファンタジー小説。ホルマリン漬けの指と、マラヤに伝わる人虎(weretiger)の伝説をめぐって、物語はそれぞれ名前に智と仁という字を持…

劉育瑄『身為在台灣的新二代,我很害怕』

劉育瑄『身為在台灣的新二代,我很害怕』(台北:創意市集、2020) www.cite.com.tw 電子書籍(Readmoo讀墨電子書)にて。 著者の劉育瑄は刊行当時(2020年10月)22歳、台湾生まれで母がカンボジア出身の広東系華人という「新二代」だ。「新二代」とは、台湾…

徐嘉澤『次の夜明けに』(三須祐介訳、書肆侃侃房、2020)

徐嘉澤(三須祐介訳)『次の夜明けに』(書肆侃侃房、2020)。原題は『下一個天亮』、台湾の二二八事件に始まる白色テロの記憶に始まり、祖父・息子・孫の三世代がそれぞれ台湾現代史を自分の身に引き受けて生きてゆくさまが描かれる連作短篇集。 二二八事件…

程偉豪『ザ・ソウル 繋がれる魂』

Netflixで程偉豪(チェン・ウェイハオ)『ザ・ソウル 繋がれる魂』(2021)。 中国の作家、江波(ジャン・ボー)の短篇小説「移魂有術」を原作とするSF映画で、監督の程偉豪はこれまでにホラー映画『紅衣小女孩』(2015)『紅衣小女孩2』(2017)、スリラー…