2008-01-01から1年間の記事一覧

ラシード・マシャラーウィ『外出禁止令』(1994)

ラシード・マシャラーウィ(Rashid Masharawi)監督の94年の作品、『外出禁止令(Hatta Ishaar Akhar/Curfew)』鑑賞。東京国際映画祭のマシャラーウィ特集もこれが最後の一本だ。上映後に監督夫妻が登場して、アジアの風部門の石坂健治プログラミング・デ…

ラシード・マシャラーウィ『エルサレム行きチケット』(Tadhkirah ila al-Quds/Ticket to Jerusalem、02)

ラシード・マシャラーウィ(Rashid Masharawi)監督の02年の作品『エルサレム行きチケット(Tadhkirah ila al-Quds/Ticket to Jerusalem)』鑑賞。 イスラエルの作家デイヴィッド・グロスマンの『死を生きながら イスラエル1993-2003』に収録された文章に、…

ラシード・マシャラーウィ『Waiting』(2005)

春のアラブ映画祭で見逃したパレスチナのラシード・マシャラーウィ監督『Waiting(Attente)』。ガザに「国立劇場」設立計画が持ち上がり、専属俳優を探すべく各地の難民キャンプにオーディションをしに行く、一種のロードムービーだ。 オーディションスタッ…

ラシード・マシャラーウィ『ライラの誕生日』(Eid Milad Laila、2008)

東京国際映画祭・アジアの風部門の今年の目玉は、キム・ギヨン特集とパレスチナの監督ラシード・マシャラーウィ(Rashid Masharawi)特集。マシャラーウィは未見、アラブ映画祭でも見逃したので、この機にできる限り観ておくことに。 一本目はTOHOシネマ…

ミシェル・クレイフィ『ガリレアの婚礼』(Urs al-jalil/Wedding in Galilee、1987)

パレスチナのミシェル・クレイフィ(Michel Khleifi)監督の1987年の作品、『ガリレアの婚礼』(Urs al-jalil/Wedding in Galilee)をビデオにて鑑賞。こんなVHSが出ていると思わなかったので、ツタヤで見つけて驚いた(ただしノイズがひどく一部字幕が…

陳翠梅『3 Short Films by Tan ChuiMui』(2006)

『愛は一切に勝つ』のマレーシアの女性監督・陳翠梅(タン・チュイムイ)の短編三部をDVDにて。 South of South(南國以南)06年、11分 A Tree in Tanjung Malim(丹絨馬林有棵樹)05年、26分 Company of Mushrooms(蘑菇兄弟們)06年、30分 zacco-q.hate…

アミール・ムハマド『Apa Khabar Orang Kampung』(2007)

DVDでアミール・ムハマド(Amir Muhammad)のドキュメンタリー『Apa Khabar Orang Kampun(Village People Radio Show)』(公式サイト)鑑賞。この監督は日本でもよく紹介されているが、私が観るのは初めて。 タイ南部の村で、元マラヤ共産党員の老人た…

Liew Seng Tat『口袋里的花』(Flower in the Pocket、2007)

マレーシアのLiew Seng Tat(劉城達)監督『口袋里的花(Flower in the Pocket)』(2007)(公式サイト)鑑賞。今秋のアジア・フォーカス・福岡国際映画祭では「ポケットの花」のタイトルで上映予定。監督の来日・舞台あいさつも予定されている模様。中英文…

ジェームス・リー『 Waiting for Love 』(等愛、2007)

ジェームス・リー(李添興)監督の映画、『 Waiting for Love 等愛』(2007)(公式サイト)をDVDで鑑賞。 完全な室内劇で、三組のカップルが登場するオムニバス。いずれも「結婚」という問題をどう処理するかということがテーマになっている。最初のカップ…

ホー・ユーハン『Rain Dogs』(2006)

シネマート六本木にて「アジア新星流」の最終日。マレーシアの何宇恆(ホー・ユーハン)『太陽雨』(Rain Dogs)をやっと観られた。 何宇恆のフィルムはアテネで『Sanctuary(霧)』を観て意識が遠のいたので、よもやと危惧していたが、『太陽雨』はずっと親…