Zak Hilditch『ラトルスネーク』(Rattlesnakes、2019)

 

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娘を連れてオクラホマの実家に向かうシングルマザー。テキサスの荒野で娘がガラガラヘビに嚙まれてしまう。奇妙な女に命を救われ「お代は後で」と言われるが、「お代」とは人間の魂のことであった。

魂をよこさなければ娘は死ぬ、と脅され、日没までに人の命を奪おうと奔走する母。テキサスの荒野や峡谷の風景はよかった。舞台は実在の町 Tulia だが、検索すると人口5千人未満の小さな町なのに、映画内では殺人事件が起こりすぎではないのか。

銃を買おうとする主人公に、店主は「撃ち方は分かるか」と尋ねる。講習を受けないと所持許可が得られないのかと思っていたが、撃ち方を知らない人間でも買えるというのが驚き。

ガラガラヘビの尾は金属的なマラカスのような音だと知る。空き缶に石を入れたような音がするのかと思っていた。映画だからもちろん本物の蛇の音ではなく、サウンドを作っているのだろうが、まああんな感じなのだろう。