Afiza Asram ほか『Sa Balik Baju』(2021)

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Netflixで観られるマレー語映画、中国語題は『衣裳之下』。6人の若い女性がそれぞれソーシャルメディアと付き合いながら人生に新たな局面を拓いてゆく。全部で3パート、それぞれ二つの異なる筋が展開され、女性の物語をテーマにした写真展で交差する。 

一人目は出版社の倒産で職を失った女性誌編集者ダリア。女が欲しがる下着のブランドを設立し、ソーシャルメディアで宣伝する。演技を学ぶ大学生のハンナは、プロフィール写真を載せないブラインド方式のマッチングアプリで知り合った男と仲を深める。

美容インフルエンサーのミラは、妊娠にともない気分の変調が著しく、クライアントから契約を解除されてしまう。夫婦関係コーチのシエラは、ネットでは円満な夫婦を演じているが、実は夫をどこか信じられずにいる。

30歳独身、実家暮らしのアリアは、会社でいくら頑張っても後輩男子が先に出世し(「君は生まれながらのリーダーだ」との上司の発言!)、家に帰れば父が縁談を押しつける。セクハラで休職して実家に帰るサリナは、胸が大きいのが悩みだが、バスで隣り合わせた気の良い中年女性にブラジャーのフィッティングをしてもらうことになる。

ずいぶん盛りだくさんだが、登場する女性のファッションを見るだけでも楽しい。トゥドゥン(ヒジャブ)のモダンな巻き方や、ひとり暮らしの自室でくつろぐシーンでは、バスタオルを頭に巻いて髪を露出せず撮影しているところも興味深い(たぶん女優さんが髪の露出はNGなのだろう)。難を言えば台詞とテキストメッセージで説明しすぎなところ。

ダリアの上司の編集者はジョー・クカサス、写真展をプロデュースする俳優ダニエル・リーは『タレンタイム』のKahoe Hon、プロデューサーは『イスタンブールに来ちゃったの』のリナ・タン。


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