デヴィッド・F・サンドバーグ『ライト/オフ』（Lights Out、2016）

『アナベル死霊人形の誕生』の監督の長編第一作とのこと。光を当てると消え、闇の中に現れる、長い爪の女の影と戦うホラー。前置きなしに冒頭で怪異が出現し、テンポよく80分で終わるコンパクトさがいい。

「だるまさんが転んだ」のようなユニークなアクションの内に、病によって破壊される病者と家族の関係や、不意うちで忍び寄り病者を独占しようとする病の姿が浮かび上がる。