今年の福岡は全部で18本、すでに観ている『歓待』と、配給の決まっている『ナデルとシミン』、時間の都合がつかなかったタイの『レッド・イーグル』を除いてひととおり観られた。会場まで徒歩10分というところに宿を取ったので、一日に最大5本と効率的だったけれど、やはり本数を観ると消化の時間が取れないので、作品にもよるけれどこういう見方はしない方が良いのかも、とも思う。
ついでに、帰りは台風で新幹線が止まり、名古屋のファミレスで夜を明かすはめになった。どうせならもう一泊して、『レッド・イーグル』を観て翌朝帰京しても良かったが、後の祭りである。
『ピノイ・サンデー』は台湾版のDVDで観ていたが、今回初めて日本語字幕で観て、「えっ、ここってそういう意味だったの?」というのが何箇所かあった。台湾版では字幕のなかったイロンゴ語の箇所にも字幕がついており、マヌエルが女性の台詞と違う内容をダトに説明していたのが分かる。
- セレン・ユジェ『マジョリティ』(トルコ)
- ワヒド・ワキリファー『ゲシェル〜ぎりぎり日記』(イラン)
- アーミル・バシール『カシミールの秋』(インド)
- アパルナ・セン『妻は、はるか日本に』(インド)
- スーニー・ターラープルワーラー『僕はジダン』(インド)
- ウィッタヤー・トーンユーヨン『恋するリトル・コメディアン』(タイ)
- ダオ・バー・ソン『タンロンの歌姫』(ベトナム)
- ケルビン・トン『すばらしき大世界』(シンガポール)
- ジェームス・リー『趙夫人の地獄鍋』(マレーシア)
- アドルフォ・ボリナガ・アリックスJr『車の影に』(フィリピン)
- 張猛『鋼のピアノ』(中国)
- 鄧勇星『遠い帰郷』(中国)
- ソンタルジャ『陽に灼けた道』(中国)
- 李紅旗『冬休みの情景』(中国)
- ウィ・ディン・ホー『ピノイ・サンデー』(台湾・日本・フィリピン・フランス)(再見)
- 蕭雅全『台北カフェストーリー』(台湾)
- パク・チャンギョン『浄土アニャン』(韓国)
- ユン・ソンヒョン『Bleak Night』(韓国)
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