渋谷・イメージフォーラムにてミランダ・ジュライ『ザ・フューチャー』(公式サイト)。『いちばんここに似合う人』のミランダ・ジュライが監督・脚本・主演と聞いて、わくわくしながら観に行ったのだが、予告編から感じた不安は的中。
保護施設から傷ついた猫を引き取ることになったカップル。引き取りの期日は一ヶ月後、これまでの生活を変えるとすれば今が最後のチャンスだ。
この二人に引き取られるのを待っている猫のモノローグがしばしば挟まれるのだが、こういう動物の擬人化には居心地の悪さを感じずにいられない。
何とかして新しい人生に踏み出さなければならない(と思っている)けれど踏み出しかけては中途半端なところに着地してしまう二人の様子が描かれるが、そのままでいいのでは、とつい思ってしまう。
- 作者: ミランダ・ジュライ,岸本佐知子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2010/08/31
- メディア: ハードカバー
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原題:The Future
製作年:2011
制作国:ドイツ、アメリカ
時間:91分
言語:英語
制作総指揮:スー・ブルース・スミス( Sue Bruce-Smith )
プロデューサー:ジーナ・ウォン( Gina Kwon )、ローマン・ポール(Roman Paul)、ジェルハルド・マイナー(Gerhard Meixner)
監督:ミランダ・ジュライ(Miranda July)
脚本:ミランダ・ジュライ
出演:ミランダ・ジュライ、デヴィッド・ウォーショフスキー(David Warshofsky)、ジョー・パターリック(Joe Putterlik)
音楽:ジョン・ブライオン(Jon Brion)
編集:アンドリュー・バード (Andrew Bird)
撮影:ニコライ・フォン・グリーニヴェニッツ(Nikolai von Graevenitz)、エリオット・ホステッター(Elliott Hostetter)