インドネシアのスリラー。Netflixで英語字幕で見られる。妊娠した途端相手に逃げられたウラン。天涯孤独の身で家賃すら工面できず、子供を養子に出すことにして出産まで里親の家に住まわせてもらうことになるが……
タイトルからしてボディホラーかと思ったが、そうではなく妊婦の周りの人間が怖い話だった。Rabu Wekasan という水曜日に生まれた子供は、呪いを退けるために様々な儀式が必要だと冒頭で語られる。これは丙午生まれの女のようなバリの迷信なのか、まったくの映画的虚構なのかは不明。
主人公が悪夢にうなされる場面で、膝の関節が逆向きの山羊が出て来る。マレー妖怪の図鑑で見たような記憶があるが、東南アジアの観客にはおなじみなのかもしれない。映画には若干のBDSM要素もあり、「山羊＝好色」イメージと、好色男を信じたヒロインの罪悪感も重なっているのかも。
